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小宮家の人々
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真面目で温和なまち子の父親助太郎役の笠智衆さん
東京下町の横山町で小宮助太郎商店を経営し、まち子(梓みちよ)の父親助太郎役です。真面目で温和な父親で、商売は長男(山田吾一)に任せて実質上隠居生活をしています。山の手の環境の違うところへ嫁にやるのを結婚式当日まで心配しています。
笠智衆さんは、1904年(明治37年)5月13日に熊本県で生れました。1925年に松竹蒲田撮影所の俳優研究生となり、通行人やその他大勢役の大部屋生活を十年以上続けます。小津安二郎監督に認められて、『若き日』(1929年)などで次第に役がつくようになります。戦前では清水宏監督の映画『簪』(1941年)の病気療養に訪れた鄙びた温泉場での人々との交流を描いた作品は印象に残ります。戦後も小津安二郎監督作品を始めとして多くの映画やテレビドラマに人生の機微を独特の台詞まわしで出演しています。テレビドラマでは、『おれは男だ!』の主人公小林弘二(森田健作)の祖父役や『沿線地図』の自殺する祖父役が印象的でした。1993年(平成5年)3月16日に88歳で生涯を閉じました。 |
忙しく仕事をこなすまち子の母親ふみ役の桜むつ子さん
のんびりした夫(笠智衆)とは対照的にてきぱきと忙しく働きまわるまち子(梓みちよ)の母親ふみ役です。結婚式当日は朝から忙しく家族を急き立てますが、まち子の花嫁姿に感涙します。
桜むつ子さんは、1921年(大正10年)2月15日に東京市小石川区で生れました。1933年(昭和8年)に奇術の松旭天斎一座に入ります。戦前、戦中は舞台俳優として活躍します。1947年に映画『月の出の接吻』で脇役映画デビューします。その後も名匠小津安二郎監督の映画『東京物語』(1953年)『お早よう』(1959年)を始めとして多くの映画やテレビドラマに庶民派の名脇役として出演しています。私は1958年(昭和33年)のテレビドラマ『私は貝になりたい』で戦犯容疑の夫(フランキー堺)の帰りを待つ妻役が印象に残ります。2005年(平成17年)1月23日に83年の生涯を閉じました。 |
小宮助太郎商店を切盛りする兄俊助役の山田吾一さん
父親(笠智衆)の後を継いで小宮助太郎商店を切盛りするまち子(梓みちよ)の兄俊助役です。やり手の商売人で厳しい面がある反面、嫁に行ったまち子を温かく見守ります。
山田吾一さんは、1933年(昭和8年)2月20日に北海道で生れました。高校卒業後、会社員になりますが1952年に上京し、舞台芸術学院で学んだ後、1958年にテレビドラマ『事件記者』に出演します。映画デビューは1959年の日活作品『事件記者』で、その後も多くの映画やテレビドラマに出演します。特にユーモラスな演技が光るテレビドラマ『どじょっこさん』や『気になる嫁さん』などが印象に残ります。 |
まち子の良き相談相手の兄嫁富江役の柳川慶子さん
先輩としてまち子の良き相談相手の兄嫁富江役です。失敗してくよくよしてる時も適切なアドバイスをまち子に話し、頼りになる存在です。
柳川慶子さんは、1936年(昭和11年)4月11日に京都府京都市で生れました。1956年に大学を中退して俳優座養成所の第八期生として入所します。1958年に岡本喜八監督の映画『結婚のすべて』に学生役でデビューします。『江分利満氏の優雅な生活』(1963年)など東宝映画を中心に多数の映画やテレビドラマに出演しています。私はテレビドラマ『青春とはなんだ』(1966年)のしもべ温泉の女将と『青が散る』(1983年)の星野祐子(川上麻衣子)母親役が印象に残ります。 |
小宮家の次男で現代的な若者の次郎役の松山省二さん
小宮家の次男で大学に通う次郎役です。ドライな現代的な若者で、姉のまち子(梓みちよ)の嫁ぎ先の山縣家の子供たちとも親交を深めていきます。時として大学の授業料を使い込みなどで、兄(山田吾一)に厳しく叱咤されます。
松山省二さんは、1947年(昭和22年)5月21日に東京で生まれます。父は河原崎国太郎さん、兄は松山英太郎さんと芸能一家で、五歳の時に初舞台を踏みます。1952年に『箱根風雲録』で映画デビューをします。テレビドラマでは『若者たち』、『あいつと私』、『時間ですよ』などで現代的な若者役で出演しています。私は、映画『若者たち』(1967年)の大学受験に失敗する末っ子の佐藤末吉役が印象に残ります。 |
小宮家の次女でまち子の喧嘩相手のさち子役の伊藤るり子さん
小宮家の次女でまち子(梓みちよ)の仲の良い喧嘩相手のさち子役です。まち子が嫁に行く時にマンドリンを譲り受けます。また、山縣家の人々とも自動車教習所や蓼科旅行などで積極的に親睦を深めていきます。
伊藤るり子さんは、1947年(昭和22年)6月8日に山形県で生れました。1965年に映画『大日本ハッタリ伝』でデビューし、舟木一夫さん主演の『東京は恋する』(1965年)などで日活の青春映画の女優として活躍します。テレビドラマでは松原智恵子さん主演の『あいつと私』の自動車部に属する大学生役が印象に残ります。 |
小宮家の末っ子でお茶目なとよ子役の小橋玲子さん
小宮家の末っ子でお茶目な中学生のとよ子役です。まち子(梓みちよ)が嫁いだ後の部屋を譲り受けます。実家に戻ったまち子は、かつては自分の部屋が妹の部屋になり自分の居場所がなくなった少し寂しさを感じます。
小橋玲子さんは、1953年(昭和28年)3月3日に大阪府で生れました。1959年(昭和34年)に『パパ起きてちょうだい』でテレビドラマデビューします。また、堀川 弘通監督の『娘と私』(1962年)で星由里子さんの子供時代の役で映画デビューします。その後も映画では『残雪』、テレビドラマでは『あいつと私』『怪奇大作戦』『おさななじみ』など多くの作品に愛らしい演技で出演しています。また、「土曜日の恋人」などのレコードを発売し、歌手としても活躍しました。 |
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