清水家の人々



奥村家の次女役で清水家にお嫁に行く明子役の尾崎奈々さん
  柳橋の割烹料亭「おくむら」の次女で清水家に嫁いでいく明子役です。下町の育ちの良い現代的な明るい娘さんです。工事現場の技師清水哲夫が「おくむら」に折詰め弁当を頼みに来たことが縁となり、清水家にお嫁に行きます。
  尾崎奈々さんは、1948年(昭和23年)7月28日に大阪府豊中市で生れました。高校在学中の1966年に松竹にスカウトされ、同年『命果てる日まで』で映画デビューします。その後もヴィレッジ・シンガーズとの共演で、映画『想い出の指輪』(1968年)や『虹の中のレモン』(1968年)などに出演しています。私はテレビドラマ『暖春』で24歳を迎え友人が結婚していき、一人校庭に取り残されていくような焦燥感を演じた千鶴役が印象に残ります。
清水家の長男で建設会社の技師哲夫役の平井昌一さん
  清水家の長男で建設会社の技師をしているお婿さん哲夫役です。父貞三(松村達雄)の友人が営む柳橋の割烹料亭「おくむら」に折詰め弁当を頼みにきますが断られます。しかし、明子(尾崎奈々)に弁当屋を紹介されます。これが二人を結びつける縁となり、結婚となります。
  平井昌一さんは、1939年(昭和14年)2月17日に兵庫県で生れました。1959年に音楽大学のピアノ科を中退してNHK大阪放送劇団に入ります。翌年にテレビドラマ『親馬鹿チャンリン』でデビューし、次の『宇宙Gメン』で主役に抜擢されます。その後も映画『明治の風雪・柔旋風』(1965年)・『天下の快男児』(1966年)やテレビドラマ『柔』などに出演しています。
清水家の主人で奥村とは旧友の仲の貞三役の松村達雄さん
  柳橋の割烹料亭「おくむら」の主人とは旧友の仲の清水貞三役です。自分の息子の哲夫(平井昌一)を明子(尾崎奈々)を嫁にどうかと打診してきます。
  松村達雄さんは、1914年(大正3年)12月18日に横浜市で生れました。1938年(昭和13年)に大学を卒後し、同人劇団を結成しますが、1942年に召集されます。1946年に復員後、劇団五十人劇場を創設しますが、経済的に行きずまり1957年に解散します。1959年(昭和34年)に『乙女の祈り』で映画デビューをします。その後、『男はつらいよ』のおっちゃん役など深みの或る個性的な演技で多くの映画やテレビドラマに出演しています。私は、テレビドラマでは『おれは男だ!』の森田健作さんの父親役や『続・風と樹と空と』の三人の子供の父親で新聞記者役が印象に残ります。2005年(平成17年)6月18日に90歳の生涯を閉じました。
清水家の主婦良江で、哲夫の母親役の高峰三枝子さん
  清水家の主婦で、哲夫の母親良江役です。高級住宅街の田園調布に住むやさしくて、品の良い奥さんです。
  高峰三枝子さんは、1918年(大正7年)12月2日に東京府豊多摩郡で生れました。1936年に高校を卒業後に父の急死で、一家を支えるために松竹大船に入社し、女優の道を歩みます。同年、『母を尋ねて』で端役で映画デビューし、1937年の『荒城の月』で佐野周二演ずる滝廉太郎に思いを寄せる少女役で、その清純さが評判になりました。その後も『暖流』(1939年)や『女の園』(1958年)を始めとして多くの映画に主役として出演します。私は特にテレビドラマ『人間の証明』の八杉恭子役が印象に残ります。また、女優として活躍する一方「湖畔の宿」や「南の花嫁さん」など歌手としても有名です。映画やテレビドラマ、司会に活躍しましたが、1990年(平成2年)5月27日に71歳の生涯を閉じました。
清水家の次男でサラリーマンの英二役の花木章吾さん
  清水家の次男でサラリーマン一年生、良く気の利く英二役です。哲夫の結婚後は弟妹たちに兄貴風を吹かせます。最後には自分自信の結婚の話しも決まります。
  花木章吾(清水章吾)さんは、1943年(昭和18年)2月15日に東京市渋谷区で生まれました。1963年(昭和38年)に大学を中退して花柳章太郎をたよって新派に入団します。1964年(昭和39年)に退団してNHKの連続テレビドラマ『北も家族』で主役の高橋洋子の兄を演じて人気を得ます。その後、映画では『夜霧の訪問者』(1975年)やテレビドラマ『ほうずきの唄』などを始めとして多くの作品に出演しています。
清水家の三男で大学生の和夫役の小柳徹さん
  清水家の三男で大学生の和夫役です。兄英二(花木章吾)や妹ユリ(相原ふさ子)とよく兄弟喧嘩をします。また、よく自宅で仲間とエレキギターの練習をしています。
  小柳徹さんは、1948年(昭和23年)8月18日に横浜市で生れました。子役として活躍し特に稲垣浩監督の映画『ゲンと不動明王』(1961年)では主人公のゲン役で出演しています。テレビドラマ『泣いてたまるか 先生週刊誌にのる』や『ヤング720』の司会などで出演しています。また、歌手として1968年には「真夜中の並木道」(作詩作曲:久遠寺弦・編曲:ありたあきら)のレコードを発売しています。私はテレビドラマ『これが青春だ』の第34話「これがケチだ」でケチを豪語する父親を毛嫌いする高校生役が印象に残ります。1969年(昭和44年)3月24日に20歳の若さで交通事故で人生を閉じました。
清水家の末っ子で中学生のユリ役の相原ふさ子さん
  清水家の末っ子で中学生のユリ役です。茶目気のある明るい娘さんです。男兄弟だけのなかでお嫁さんの明子をお姉さんとして慕います。
  相原ふさ子さんは、映画『社長外遊記』『続社長外遊記』(1963年)の四女末子役やNHK教育テレビドラマ『良太の村』での良太のおねえさんで長い三つ編みが印象的な娘役や『ウルトラマン』の第11話「宇宙から来た暴れん坊」で子役として活躍しています。その後も『煙の王様』『氷点』『ワン・ツウ・アタック!』『荒野の用心棒 』『あしたに駈けろ!』などのテレビドラマを中心に活躍されました。私は村野武範さん主演のテレビドラマ『飛び出せ!青春』(1972年)の高校生矢吹礼子役が印象に残ります。