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 テレビドラマ『おれは男だ』について
  1971年(昭和46年)2月21日〜1972年(昭和47年)2月13日(全43回)の1年間放映された「青春の巨匠」森田健作さん主演の『おれは男だ!』は、平均視聴率は15%(ビデオリサーチ)を記録し、青春学園テレビドラマの最高傑作の呼び名が高い作品です。その後、何回となく再放送され、DVD−BOXも発売されています。
  女子生徒が8割を占める、女生上位の青葉高校に転校してきた小林弘二(森田健作さん)が剣道同好会を結成し、ウーマンパワーの急先鋒・吉川操(早瀬久美さん)に対抗します。青葉高校での様々な対立や問題を通して、友情・恋愛・人生などを学んでいきます。
  観れば観るほどこのドラマの奥深さに驚愕し、いつの時代でも、何回観ても新しい発見がある青春学園テレビドラマです。放送開始の朝日新聞の朝刊(1971年2月21日)の番組欄にはバトン部の吉川操ではなく、応援部と紹介されているのは興味深いところです。
  このドラマは時代の色の濃いドラマであると同時に詩、文学、社会事件、音楽等が効果的に使われています。特に第15話「女は女 男じゃないよ!」の国語の授業で使用される茨木のり子さんの「六月」の詩は、このドラマの全体のテーマが凝縮されています。同じ時代をともに生きる親しさとおかしさとそして怒りで、物語は展開していくように思います。そして、最終回「さらば涙と言おう!」は青葉高校での様々な体験がアメリカの詩人ウォルト・ホイットマンの「見知らぬ人へ」の詩の如く、将来の糧になることを暗示しているようにも感じられます。主題歌「さらば涙と言おう」の歌詞のように別れの羽田空港では、「弘二さんさよなら」「さよなら吉川君」と言いながら想い出の1つ1つが涙となり、頬をつたわります。
  今回はドラマで使用された詩、文学、挿入歌等を中心に物語を振り返り、『おれは男だ!』の放送された時代とその魅力について考えてみたいと思います。
(2003年12月管理人「マヤの暦」記)



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